PSM（患者満足経営）事業部

PSMトータル人事制度構築の流れ（病院人事革新プラン）

1.職員意識レベルサーベイランス

　人事は強制ではなく、動機付けです。動機付けを行うためには、現状の意識レベルを把握し、

　それをスタッフへフィードバックすることからスタートします。理解と納得が重要です。

2.人事理念と基本フレームの構築

　仕事と報酬の関係、資格と報酬の関係、処遇と評価の関係など、どのような病院組織とルールを

　人事理念とするのかを理事長先生に確認しながら基本フレームを構築します。

　どのような制度を採用するのか、その際の問題は何かを徹底して明らかにし、方向性を決定します。

3.賃金制度の評価と再構築

　信賞必罰、労働と報酬の明確化の原則により、現賃金体系の問題と課題を明らかにし、

　将来の人材育成と病院への貢献度を賃金に正しく反映し、優秀な人材が定着し意欲を持って

　勤務できる労働環境を形成します。

4.人事考課制度の構築

 　納得性と公平性を実現し、評価が育成のスタートとなり、評価が動機付けとなるための人事考課制度を

　従業員の参画（巻き込み）を行いながら実施します。自分たちで作った基準を自分たちで達成することで、

　病院と個人のパートナーシップを形成する第一歩とします。

5.人件費総額管理と賞与・退職金問題の整理

　人事考課制度と賃金制度の連動により発生する従来慣習の不整合性を解消する事が必要となります。

　具体的には賃金の総額管理が不可能となることで、主に『賞与』『退職金』が問題となります。ここでは

　『賞与』が業績還元給である原則を皆さんに分かりやすく導入することと、退職金の抱える問題（過去

　勤務債務・2次曲線的上昇・基本給連動・資金手当の方法）を解決します。

6.職員の啓蒙と教育（賃金移行ガイダンス・人事考課啓蒙教育）

　決定事項の全職員に対する教育訓練（啓蒙活動）を代行します。管理者（考課者）が継続して教育・

　啓蒙をしなくてはならない事項について、導入時の混乱を避けるために弊社コンサルタントが代行し、

　説明指導から質疑応答・動機付けまでを行います。

7.考課者訓練

　考課者の訓練を通じ、人事考課制度の真の目的の徹底と管理者としての能力開発（教育者・指導者と

　しての人事考課制度の活用）の徹底を行います。

8.人事考課メンテナンス

　人事考課基準・考課ウエイト・考課要素の継続的見直しメンテナンスの実施を行います。